日々の活動

駐車場完成

天使の森の駐車場が完成しました。

140910-ewe-parklot

セブン-イレブン記念財団に助成していただき、天使の森の入口辺りに整備させていただきました。今後、天使の森で行う森林内の作業や啓発活動などに役立てたいと思います。

これで天使の森の入口までは乗用車で来れるようになりましたので、是非、多くの方々にお越しいただき、現状の山について知っていただきたいと思います。

整備に伴って伐採された木は、ほとんど用材として使いものになりません。岡崎森林組合の協力で、残置型枠の材料として利用していただきましたが、値は付かず、営利活動として行った場合は全く成り立たないのが現状です。伐った後そのまま森林内に放置される間伐材がもったいないと思っても、生業として成り立たせるのはなかなか難しいという印象を受けました。

第三十六回目

9月1日、参加者の横山さん(岡崎市活性化本部乙川リバーフロント推進部会長)の乙川リバーフロントの話から始まりました。去る8月28日に「乙川リバーフロント地区整備計画」が正式発表され、その内容と今後の動きについて伺いました。

部会としては「シビックプライド」をキーワードに、乙川河川敷周辺を起点としたまちのあり方について検討してきた。「シビックプライド」とは「市民がまちに対して抱く愛着や誇り」を意味する。岡崎のため、市民のために考えて重ねてきた議論の内容が、市民が岡崎に住んで良かったと思えることにつながっていけたら良いと思う。河川について最も大切なのは、河川そのものの魅力。理想としてはまず美しい清流を実現したい。
今回の整備計画では、市の組織として乙川リバーフロント部会ともう一つシティプロモーション推進会議が関わっている。これから計画の詳細を決めていく過程の中で、連携を深めるとともに、市民の声に一層耳を傾け、民意を結集し、岡崎市や市長との対話で有意義な役割を果たしていきたい。例えば、現時点では、徳川四天王と呼ばれる武将の石像を設置することになっているが、果たして徳川家康公本人だったらどの4人を適任とするだろうか等、いろんな視点から考える余地がある。

140902-salon-36.jpg

参加者からは、徳川家康公は有名だし、平和な時代の礎を作った人物として市民が誇りを持てる人物だと思う。江戸時代の版画などを見ていると、そこに描かれている人たちはみんな笑っているので、江戸時代はきっと良い時代だったのだと思う。歴史の中で相対的にみれば、岡崎は家康公の家臣を輩出したという意味合いが大きく「三河武士のふるさと」という捉え方が実質的だと思う。前の時代に朝鮮出兵などがあったが、朝鮮通信使の制度を整えるなど、近隣諸国との関係改善を果たした点、また、参勤交代など統治システムをうまく作った点は、少なくともしっかりと評価したいと思う。
3.11以後、「近代」という考え方を見直す動きが社会全体に見られる。
例えば、建築で言えば、北海道でも沖縄でも京都でも同じような考え方の建築で良いという時代ではなくなってきたと思う。そのような点を踏まえて未来像を考えたい。昔の家は人が住まなくなって壊れたら、畑に戻すのも訳ないことだったが、今は地盤改良や杭を打つなどしているからそんな風にはいかない。岡崎は石の産地なので、地元の石を使って河川の護岸をする方が、地域の特色を出し、自然の風景に馴染むだけではなく、壊れた時の修復や何やらで、手間もかかる分だけ、雇用も生まれる。そういう循環型で雇用も生まれるようなビジョンが欲しい。これからの日本の生活環境は、資源に乏しく、製造業の拠点が海外に移り雇用環境が厳しくなり、低賃金・非正規労働が増えて出産どころか結婚できない若者が増える傾向にある。そうした方向とは違う向きで、それぞれの人が、それぞれの地域で手が届く範囲でなにかコトを始めることが大切だと思う。など、活発に意見が出されました。

最後に、天使の森プロジェクトについて報告がありました。8月下旬から、天使の森の入口付近の駐車スペースの整備が行われています。今後は、整備で出た間伐材の残材を利用したエコスタックの作りや、昨年同様にどんぐり拾い~苗ポット作りを行っていく予定です!

10月は、6日の月曜日18:00~です。

 

第三十五回目

8月4日、参加者の横山さん(岡崎市活性化本部乙川リバーフロント推進部会長)より、リバーフロントの話がありました。

140804-salon-35

部会としては「市民の誇りを持てるまちづくり」を念頭に、1年余り議論を重ねてきた。例えば、乙川の東岡崎から岡崎公園当たりまで、河川敷の歩道の照明を充実させて安全性を向上するなどし、魅力を高めたいと考えている。今日、21世紀型産業のキーワードに3K(観光、健康、環境)というのがある。その3つを密接に関係させて、まずは市民が楽しめ、誇りを持てる場所にしていきたい。
また、部会とは別に岡崎市はコンサルタント会社に計画案の策定を依頼している。そこでは観光都市化、観光産業化を主眼に置いて案を検討してきた。年間の観光客数を現在比で6倍程度まで伸ばすという目標を掲げている。
こうした中で、部会の考え方を市政にどう反映できるかが、部会の課題となっている。部会としては、市民が誇りを持って行ってみたい場所に状況の場が生まれ、交流の場が生まれる。そしてその交流から賑わいが生まれ、人並や街並が形成されていく。引いてはそれが観光につながっていくと考えている。

参加者からは、3Kを「環境」→「健康」→「観光」という順番で取組み、関連付けていくことが、現代の市民のニーズに沿うことになるのではないか。乙川の水が本当にきれいになって蛍が飛びかう河川敷になれば良い。そうした視点からも照明の在り方を考えてはどうか。100年くらいの時間の長さを考えたプランも必要だと思う。例えば100年後に岡崎城の天守閣を木造で復元すると考えれば、今から額田の山で適した桧を選んで育てていくことができる。また岡崎を拠点に全国の城や社寺の修復をする技術者を育てていけば、伝統技術の継承も可能になるのではないか、などの意見が出されました。

9月は、1日の月曜日18:00~です。

宮崎財産区の理事会にて

140709-miyazaki

7月9日、宮崎財産区の理事会にて、活動報告を行いました。 
理事の方々からは「宮崎小学校の運動会の時にどんぐりの苗を見たよ。ずいぶん大きくなっているねぇ」「天使の森が地域の模範林になるように頑張って欲しい」などの感想をいただきました。 
また、「富山の林業試験場に視察に行ってみて、すごく熱意を持って取り組まれているのに関心した。岡崎の林業も頑張っていかないといけない」など、今後の地域の林業について様々な意見を伺うことができました。

ポットの植替え作業ー小原木材株式会社

7月5日、小原木材株式会社のご協力により資材置き場で苗の植替え作業を行いました。 

   140705-nae-01

今回は、コナラの苗を400鉢程度作る作業です。クヌギの苗にくらべ少し成長がゆっくりだったことが幸いし、苗の根がとなりの苗と絡みついていなかったので、育苗箱から苗を取り出す作業は思いのほか早く進みました。 ポット作りについても作業を順調に終え、最後にグリーンフロント研究所の小串さんよりどんぐりの話を伺いました。

 140705-nae-02

140705-nae-03

童謡「どんぐりころころ」は、一般的には2番で終わりなのですが、実は誰かが付け加えた3番があり、それがなかなか良い内容ということで、それをもとに話をされました。自然界で植物の種子散布にはいくつか類別があって、どんぐりは重力散布なので山では谷に向かってしか分布できません。山頂に向けて分布を広げるには小動物が運ぶなどの要因が必要になります。童謡ではその役目をリスが果たしていますが、天使の森プロジェクトでは、活動に参加される市民がその役目を担うことになります。

私達もポット作り、植林の意義をこういうお話をしながら、今後、伝えていきたいと思いました。

当初、天気が心配されましたが、無事に終えることができ、 蒸し暑い中、小原木材株式会社の皆様、ありがとうございました!

第三十四回目

7月7日は、岡崎市議会でバイオマス調査検討特別委員長をされている議員の原田様が参加され、委員会での調査内容の紹介から始まりました。

額田にある林地残材(いわゆる切捨て間伐で山にそのまま残されている間伐材)が、大雨の際に堤防を損壊するなどの実害が出ている。何とか利用方法を考えないといけないが、木材市場で材価が上がる見込みは少なく、燃料資源としての活用を考えている。ペレットストーブや薪ボイラーなど、福祉施設や教育施設など公共の建物で需要の掘り起しは可能だと思う。市内の28か所の保育施設が更新時期を迎えており、高層である必要がない建物は積極的に木で造るようにしていけば良いのではないか。建築材として木の需要が出てくれば、木くずもたくさん出て、燃料として活用しやすい社会環境になる。木くずが出るような社会づくりが大切だと思う。ナラ枯れや松枯れの被害が広がってきているが、そうした山の荒廃を防ぐためには(造材だけではなく)多機能な対策が必要ではなかと思う。森林対策は最短でも10年の年月が必要。できれば、単年度事業ではなく複数年に亘って継続的に支援できる方策を考えたい。

 140707-salon34-01

参加者からは「トータルに考えた方が良い。山が崩れてからお金を出すか。その前にお金を使うか。」「100年伐期という話を時々耳にするが、100年経てば、スギは直径70センチを超える。その時まで、大木を伐る技術を継承することも大変だと思う。広葉樹を数十年放置したら、おそらく伐木は杉以上に危険で大変なことだと思う。」「ナラ枯れを放置するなどしてシイの木など照葉樹林になると生物の多様性が失われる。コナラなどは30年生までなら萌芽更新するので利用し続けられる。薪を使った暮らしをしたいという人は年々増えているが薪の値段が高いことと、市街地で煙を出しづらい社会になっていることが利用者拡大の妨げになっている。林業者とグリーンボランティア、薪の利用者が上手に仕事の切り分けをできれば価格の課題は減る。あとは、市街地で木を燃してもいいよ、となる政策が期待される。」「自分は薪風呂を使っていて風呂に入るのに2時間かかる。利便性という価値を見直すときが来ている。価値を変えていかないと人間性が失われてしまう。」などの意見がでました。

140707-salon34-021

その後、額田で活動をしているNPO法人インディアンサマーのメンバーが揃い、活動内容の紹介をされました。天使の森プロジェクトと活動地域が重なっていて、お互いに協力していきたい。今、課題となっているのは活動拠点作り。主に、来訪者が宿泊できる場所を作りたいと考えている。ふた昔前くらいに造られた貸別荘地があって10軒ほどの建物がある。地権者との話で貸してもらえなくもないが、賃貸料を負担しきれない。
参加者からは「名古屋当たりの都市圏の企業のデータベースのバックアップ施設を誘致してはどうか。」「IT企業のサテライトオフィスはどうか、四国では、実際にいくつかのIT企業が中山間地域にオフィスを持っている例がある。」「茶畑復活プロジェクトはどうか。」「まずは、宿泊できる場所をワークショップ形式でリフォームしてはどうか。他県では、そういうワークショップを面白がって、参加費を払って人が集まってくる事例がいくらでもある。」…などなど、意見が相次ぎました。

8月は、4日の月曜日18:00~です。

間伐体験会の報告

6月21日、天使の森で間伐体験会を行いました。

140621-kanbatsu-01

天使の森プロジェクトに協賛いただいている岡崎信用金庫の新入職員を中心に60名程が参加。一度に全員が行うのは難しいので、時間を少しずらして2班に分かれて行いました。 
間伐の技術指導のため、岡崎森林組合の職員が伐木の講師として協力してくださり、最初に安全な作業の仕方についての説明と、伐木の実演を見せていただきました。 

140621-kanbatsu-02-1

その後、参加者は3人1チームになって講師の指導の下、手挽きのノコギリで伐木に挑戦。中にはノコギリを使うのは中学校以来という方もいました。林道沿いの木を選んだチームは順調に伐り倒せましたが、森林の中の木を選んだチームは、倒したと思ったら隣の木に引っ掛かりロープを使って引っ張り倒すなど苦戦していました。
お昼には山頂に登り、グリーンフロント研究所株式会社 代表の小串さんによる環境セミナーが行われ、持参された手作りの紙芝居を使った説明は分かりやすく、楽しく学ぶことができました。ここで後から出発した班も合流して記念撮影。フレッシュマン、フレッシュウーマンの皆さんのさわやかな笑顔が素敵でした。 
後からの班の活動も無事に終わり、講師の方々より帰る車中の女性の参加者に対して「またのお越しをお待ちしております!!」と明るい笑顔で見送っていたのが印象的でした。

140621-kanbatsu-03-1

若い方が気軽に山の作業をしてみたいと思えるような環境づくりを私達もどんどん考えて進めたいと思います。
皆さん、お疲れさまでした!

ポットの植替え作業ー常磐東小学校

6月20日、常磐東小学校で苗の植替え作業を行いました。

 140620-uekae-tokiwahigashi

天使の森の苗を育てている3つの小学校の中で、場所が山に位置しており、冬に気温が一番低くなります。そのため、発芽や生育が他2校に比べてやや遅く、その上、今年は10年に1度の毛虫の大発生があったということで、どんぐりの苗の葉もたくさん食べられてしまい、ようやく植替えに辿り着いたという感じです。 
日頃の苗の世話は校長先生がしてくださっていて、この日は校長先生と一緒に作業を行いました。授業の合間や放課の時間には、児童たちが何人か集まってきて、手伝ってくれました。 ありがとうございました!

苗の日除け作りー梅園小学校

6月13日、梅園小学校で苗の日除け作りをしました。6月に入り陽射しに負けて苗が少し枯れてしまったので、陽射しを和らげるための幕を張る作業です。

 140613-umezono-01

用意した木枠を組み立てて、ボルトとナットで止めていきます。ある女の子は「ちょっと前に親戚の家で、ボルトとナットを使ったことがあるよ」と、積極的に作業を行っていました。 
その後、部活動が終わるとすぐに下校になり、帰り際に授業で捕まえた魚を私達に見せてくれました。「ブルーギル(外来種)も捕まえたけれど、持って帰っちゃいけないんだって。」と話していると、その話題を耳にした他の子は「うなぎがレッドリストに登録されたんだよ」と教えてくれて、環境問題のことを日頃から気にしている感じを受けました。

ポットの植替えと苗育て用の小屋作り作業

6月7日、小原木材 株式会社でポットの植替えを行いました。小串さんより、ここの苗は四葉がついているけれど、まだどんぐりがないと育たない等の説明を受け、どんぐりが取れないように大切に植替え作業をしました。

140607-obara-01

140607-obara-02

また、苗ポットを育てるための小屋の組み立て作業も行われました。あいにくの雨の中、カッパを着ての作業。農業用ビニルハウスの材料を使って作りました。畑と違って、駐車場にしていた土地の一画に作ったので、普通なら骨組みの金属パイプがすっと地面にささるはずが、全くささりません。ドリルやハンマーを使って悪戦苦闘し、なんとか骨組みが完成しました。 

真夏を迎える前に、苗を育てる環境が整ってきています!