日々の活動

まちづくりサロン

第三十回目

3月3日、天使の森プロジェクトからは、活動支援団体「天使の森クラブ(仮称)」の設立準備、天使の森の木製パズル制作について進捗が報告されました。
その後、参加者の横山さんに、ご自身が部会長をされている岡崎活性化本部の乙川リバーフロント部会から市に対して出された「乙川リバーフロント地区整備、基本方針策定のための提言書」の内容を一部紹介いただきました。部会が発足して、公園内の樹木を剪定し、殿橋から岡崎城に向けた景色が少し良くなった。乙川を中心に修景を進め、回遊性を高めて水辺に親しみやすい整備を考えている。今回の提言により、心地よい雰囲気を持ったまちづくりができれば、既にある歴史性などとあいまって、「世界で最も住みやすい都市」「生活の質」などの都市ランキングにみる指標にも適うまちになる。そうした市民生活の質の向上が、まちの魅力を高め、他の地域の人々も訪れたくなるまち(=観光産業都市)になることを期待している。

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参加者からは、「現在の岡崎公園周辺の景観を考えると、公園内の景観的魅力づくりに対し更に力を入れる余地があるのではないか。」「国内旅行をして魅力を感じる場所は歴史的な建物や庭などの本物が残っている所、近年になって開発された観光地には少ないと思う」「犬山城は本物(現存天守)なので気に入っている。江戸時代の雰囲気が感じられ、外国からの来客を案内することもある」「岡崎城を木造の本物のお城(復元天守)にすれば、魅力的になる」「親水域の魅力の一つはそこに生息する生物の多様性にある。ヨシなど湿地に生える植物の繁茂できるところを残せば、飛来する野鳥の種類や数量も多くなる」「上流域の砂防ダムの形状をなんとかすれば、淡水魚が遡上できるようになり、水中の生物も多様になるのではないか」「既に多数の高層ビルが建っているが、50年くらいの幅で考えれば、適切な規制によって、それ以降の景観を方向付けることはできるのではないか」などの意見が出ました。

次回、4月は7日の月曜日18:00~です。