日々の活動

まちづくりサロン

第十回目

加藤さんの自宅の家づくりの話から始まりました。

三河の山を取得して、そこから木を切り出して地元で製材。予算に限りがあるので、材料の調達から施工まで自分で出来る所は自分でやり、大工さんと二人三脚で建てた。名古屋から山の中に移り住み、10年が経ち、人との交流の中で同じような家を建てたいという人が出てきたが、その大工さんを紹介しようにも既に他界していて術がない。

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参加者からは、プレカット化が進んだこの十数年のうちに、伝統的な技術を必要とする住宅建設は激減し、手刻みで柱や梁の加工をするような技術の継承が難しくなっている。森を守るには森の木を使う技術の継承が必要。それにはそれを求める施主がいなくては成り立たない。つまる所、木の良さを体感し、情緒を養い、教育が大切。今の子供が家を建てるまでに20年。
など等、様々な意見が交わされました。

8月は6日の月曜日になります。