「プロとともに考える家づくり」

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講師:中渡瀬 拡司(CO2WORKS一級建築士事務所 代表)
場所:葵丘
講師の中渡瀬さんは静岡生まれ。中学生のときに、部屋の掃除が好きで、模様替えによって部屋の雰囲気が劇的に変わるのが楽しく、建築に興味を持ち始めた。事務所名に「CO2」とあるのは、お客様と話すとCO2(二酸化炭素)が出る。お客様の要望を実現するには、CO2を沢山出して、良く理解し合うことが大切だと話す。
勉強会では、普段から心がけていることとして、読書や食事、旅行などと設計との関係について話された。また、設計の軸となる考えを「寄り添う建築」として、「人」に対して寄り添う5つの寄り添う要素「人」「モノ」「環境」「街」「出来事」を上げて、それぞれについて設計のヒントとなる海外・国内の写真と、建築作品の事例について紹介された。
交流会では、建築を作品と呼ぶのは少し抵抗を感じる。デザインはお客様の要望を実現することであって、芸術とは違う。自分にとっては形を表現することではなく、要望を情報として整理し、建築として「構築すること」が建築家の役割と考えていると話された。