「建築家と考える 家づくり勉強会」5
講師:桑原 雅明(株式会社 ワーク・キューブ 代表)
場所:葵丘
子どもの頃からものを作ることが好きだったという講師の桑原氏。住宅設計では、施主の暮らし方が形にできているかが重要と考え、その人の個性を把握することに力を注がれている。
講演では、模型を持参いただき、ご自邸を例に暮らし方を把握しそれを形にしていく過程を紹介されました。収納や洗面やお風呂など、家の奥の方にまとめがちな要素を意識的に玄関付近や中間的なところに配置することで、そのスペースが生活の中でより生かされるようになると話された。
交流会では、「暮らし方にそんなに違いがあるのか」「小さな土地でもお願いできますか」など幅広い質問が出る中、ひとつひとつ丁寧にお答えをいただきました。
最後にこれからは高齢者の住宅こそ社会的に取り組まなければならない課題。シェアハウスなど、高齢者の暮らし方について考えたいと今後の展望について話されました。