概要
活動履歴
2010年までの活動を紹介しています
「みんないきている」講師:舘林 正也氏
2010年05月20日
講師:舘林 正也氏
会場:東京都・代々木公園
植物が一斉に芽吹く春。
昨年も植物と人との関わりについてお話をいただいた舘林正也氏をプラントナビゲーターとしてお迎えし、都心にいながら様々な植生を身近に観ることが出来る代々木公園を散策しました。
スタートは東京朝市アースデイマーケット。
関東近郊の農家を中心に、沢山の野菜やパン、ワイン、ジャムなど、自然のプロセスを大切に育てられた野菜や加工品の店が50以上も軒を連ねる中、生産者と対話しながら、各自買い物や食事を楽しみました。
穏やかな天気に恵まれ、青空の下で自然と笑顔が生まれ会話も弾みます。
大地の力が詰まったおにぎりとみそ汁で満腹になった後は、代々木公園をゆっくりと散策しました。
足下の草花や木々の葉や花、実など、普段見慣れて見過ごしている植物も、初めて知ることや見ることが沢山あり、新たな発見の連続でした。
舘林氏がスケッチブックに描く図と実際の植物を見比べて、参加者からは感心と驚きの声が飛び交います。
生きるため非常に効率よく上手く出来ている自然に対して改めて敬意を感じるとともに、植物と人との関わり方を強く考えさせられました。
「みんないきている」講師:デュマ フランソワ氏
2010年03月9日
私達は全ての生物の連鎖の内で生命を維持しており、多様な生物の恩恵なしには生きられません。「みんないきている」第一回は、生物の連鎖を大切に守り作られる有機農法のワインについて、その普及活動に深く携わるデュマ フランソワ氏にお話を伺いました。 添加物を一切加えずに自然環境で生産されるワインは、深く力強く根を伸ばした葡萄と、誠実な生産者の努力のもとで作られます。葡萄の栽培から生産、管理、物流に至るまで妥協せず、100%葡萄の果汁から作られた5種の「本質」のワインをそれぞれ試飲し、その繊細な味の違いと美味しさを再発見しました。 自然に対する敬意と愛情を持ってオーガニックワインについて語るデュマ氏の人柄のお陰か、自然の滋味溢れる健康的なワインの力か、参加者からは終始活発に質問や意見が飛び交い、笑い声の絶えない和やかな会となりました。
晩秋 三河のたっぷり野菜と山海の恵み−「旬菜旬味」
2009年12月3日
会場:当会東京支部
「旬」の素材を活かし調理されたものは滋味溢れ、かつ、私達の体のリズムをととのえる働きがあります。
「秋」は、寒い冬にむけて体の基礎づくりをする季節。
土の中でじっくりと栄養を蓄えた大根、にんじん、ごぼうなどの根菜類をはじめ、たっぷりの野菜を中心に穫れたての新米や茸、旬の時期にしか味わえない牡蠣や魚など、自然の豊かさを参加者全員で分かち合うことが出来ました。
三河の海鮮と大地からの贈り物- 「旬菜旬味」
2009年08月19日
会場:当会東京支部
夏野菜に含まれるカリウムや水分が体の熱を下げるという効能や、各地の風土に根ざした食材の説明などがあり、食と環境の大切さを改めて感じあいながら、
大皿に盛られた旬の恵みを皆で楽しく分かち合いました。
当日は会員やその御友人ばかりでなく、08年10月から09年7月にかけて開催してきた4回連続セミナー「ライフ イズ ビューティフル」で講演していただいた、森の音楽家オマタ・タツロウさん、プラント・ナビゲータの舘林正也さんもご出席下さり、大変にぎやかな会となりました。
宴たけなわのころには、オマタさんがリコーダーやどんぐりで演奏してくださり、会に華を添えてくださいました。
また、アースワーカーエナジー東京事務局の庭で育てている野菜や植物も供され、舘林さんから植物に関するエピソードなども聞くことも出来ました。
4回シリーズ講演「Life is Beautiful ライフ・イズ・ビューティフル」講師:河合 純一氏
2009年07月19日
講師:河合 純一氏
会場:当会東京支部
4回シリーズ講演「Life is Beautiful ライフ・イズ・ビューティフル」の最終回には、バルセロナから北京パラリンピックまで5大会連続出場し、数々のメダルを獲得された全盲スイマーであり、中学校教師もされていた河合純一氏を講師にお招きしました。
「夢って実現すると何になるか、ご存知ですか?」
そんな河合さんからの問いかけから始まったセミナー。
「夢は叶えると現実になるんです。」
銅、銀、金と獲得するメダルも一歩一歩夢を叶え、遂には世界の頂点に立ちながらも、常に「今が一番幸せ」と言い切る河合さんが私たちに伝えたのは、
「常に夢を持ち続けること」
「夢に期日を設けること」
15歳から全盲になったとはとても思えない、前向きな気持ち。
決して大きいとは言えない体から「くよくよしてたって始まらないじゃないか」というメッセージが聞こえてくるようなエネルギーの持ち主でした。
時に熱く、時にはユーモアを交え、あることを全て受け入れ、夢を持って前向きに生きて行くことの大切さを、まさに自らの生き方をもって私たちに示してくれました。
最後には、最近話題の競技用水着、そして参加者だれもが期待していた「金メダル」を持参して下さり、皆で触れることも出来ました。
4回シリーズ講演「Life is Beautiful ライフ・イズ・ビューティフル」講師:舘林 正也氏
2009年06月3日
講師:舘林 正也氏
会場:当会東京支部
舘林氏は10年間の銀行勤務の後に園芸家を志し、英国に渡り園芸を学ばれました。
勉強された王立植物園キューガーデンでの経験を通し、英国における庭にたいする考え方、楽しみ方などをスライドを交えながらお話頂きました。
また、ヨーロッパ各国のガーデニング事情の違いを、緯度や天候の違いを上げてご説明下さいました。
そして、アメリカの病院や刑務所などの施設で行われている園芸療法について実例を交えてご説明頂き、植物と人間が触れ合うことの大切さ、その影響の大きさを知ることが出来ました。
時折強く雨の降るあいにくの天気でしたが、講演後も参加された方々からの質問に熱心に答えてくださり、盛会のうちに終了しました。
4回シリーズ講演「Life is Beautiful ライフ・イズ・ビューティフル」講師:オマタ タツロウ氏
2009年05月2日
講師:オマタ タツロウ氏
会場:当会東京支部
森の音楽家として、木の実や葉っぱなどを使った即興、風の音や木々のざわめき、水の調べなど自然界と対話しながら創作活動をされているオマタ タツロウ氏を講師にお招きし、日頃の作曲活動などについてお話を伺うとともに、自然の作り出す様々な音楽を演奏していただきました。
森から抜け出して来たような容姿どおりの自然体の言葉、宝箱の様な鞄から次から次へと現れるリコーダーやオカリナ、私達が楽器になるとは想像もつかない木の実や枝、水牛の角などから生み出される音の連なりに、終始驚きと感動の連続でした。
オマタ氏が数ある中から呼び寄せられて見つけたという木の実に息を吹き込むと鳥の声や風の音など、誰もが耳にして憶えのある調べが生み出され、空間を包み込み、また共鳴し合い、まるで森の中にいるような心地よい感覚となって、気づけば参加者全員が自然に音と一体となり身を任せていました。
理屈ではなくごく自然に生まれたというスタイルや楽曲に誰もが惹き込まれ、オーロラを呼ぶ曲など予定時間を超えての演奏と講演となりましたが、時を忘れてまだまだ聞いていたいと思うような余韻の残る講演となりました。
秋田の茸と三河の海鮮を味わう会 – 「旬菜旬味」
2008年12月2日
会場:当会東京支部
当日は寒く小雨模様のあいにくの天気でしたが、大勢の方がご出席下さいました。
いろいろな種類の茸や、体を温める根菜類、脂ののった魚介類など、自然の恵みが感じられる料理が並び、料理を通して食の大切さ、環境の大切さを感じあうことが出来ました。
ご出席頂いた方々の仕事や年齢も多岐にわたり、それぞれの体験や生活の中で環境について大切に思っていることを、食事をしながらのリラックスした雰囲気の中で話し合える貴重な時間になりました。
4回シリーズ講演「Life is Beautiful ライフ・イズ・ビューティフル」講師:吉沢久子氏
2008年10月31日
講師:吉沢久子氏
会場:当会東京支部
90歳で一人暮らしの吉沢さんに、「時間持ち」の幸せを満喫している日々の暮らしについてお話いただきました。
まず、90歳とは思えない朗々とした声に、参加者全員が感心していました。
当日も地下鉄を乗り継いで、お一人で会場までいらした吉沢さん。
「どうやって行こうか調べたり、知らない町を歩くのが楽しい」と、身のまわりのことに興味を持つ姿勢が、毎日を楽しく生きるコツのようです。
家庭菜園のことから今の食の安全性を、幼少の頃に聞いた「物売り声」の記憶から江戸東京の「無駄のない暮らし」を、またご自身の暮らしぶりからバリアフリー問題や介護福祉問題についてなど、生活評論家ならでは視点で現代の問題についての意見を聞くことが出来ました。
講演後は参加された方々とお茶を飲みながらの話も弾み、盛会のうちに終了しました。
6回シリーズ講演「五感を高める」講師:山村隆義氏
2008年08月5日
講師:山村隆義氏
会場:当会東京支部
人間の「五感」について考えてきた6回連続セミナーの最終回。
今回は、心療内科医師の山村隆義氏を講師にお招きして「心模様」のタイトルで、第六感や直感についてお話頂きました。
まず参加者全員に「健康について」各自の考えを話してもらい、健康についての考えが、一つとして同じものがないということを確認して、講演が始まりました。
重い病気を持っているにも関わらず、健やかに生きる人達と接してきた山村先生の経験を交え、心に思うことの大切さ、感謝する気持ちの大切さをお話頂きました。
また、「体」と「心」の関係を「自動車」と「運転手」に例え、どんなに性能の良い自動車でも、運転手が悪ければ性能が発揮できないのと同じで、人間もまず「心」が健康でないと「体」が健康にならないので、そのために心の平穏を保つポイントを教えて頂きました。
講演の後は盛んに質疑応答が行われ、盛会のうちに終了しました。