日々の活動

奥山プロジェクト

ポットの植替え作業ー梅園小学校

5月14日、梅園小学校で苗の植替え作業を行いました。
2月に種を播いた育苗箱からしっかりと芽が出て、今では四葉になるくらいに成長しています。そこで育苗箱では狭いため、1本ずつポットに移し替えました。

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最初にみんなで根の観察をしました。どんな形をしていると思うか質問をすると「きっと大根みたいになっていると思う」「細い根がいっぱい生えていると思う」「ぐるぐる巻いていると思う」など、自分が予想する根の形を手の指を使って説明してくれました。ポットで育てた苗の根っこを先に観察して、次に育苗箱から取り出した苗の根っこを観察しました。育苗箱の苗の根は途中で水平方向に曲がっているものがあって、同じ種類のどんぐりでも育つ環境で根の生え方が変わってくることが分かりました。 
観察の後、苗の移し替え作業を行いました。最初はみんな慎重な手つきでしたが、慣れてくると、いくつかまとめて作業をしたり、友達と分業したりするなど工夫しながら作業をしてくれました。2箱分を移したところで時間となり、残りの育苗箱用の材料を倉庫に運んで作業終了。また後日、植え替え作業をする予定です。

お疲れさまでした。
私たちも一緒にいい学習をさせてもらっています。ありがとう!

小学校でも発芽しています!

4月も残すところ後1日。気温も安定し過ごしやすくなってきました。
さて、天使の森の近隣から昨年の秋に採取し、育苗箱と苗ポットに植えた在来種のどんぐり「アベマキ」「クヌギ」「コナラ」は、それぞれの小学校の生徒や先生の観察と水やりのおかげで寒い冬を越し、無事に芽を出し始めています。

140425-miyazaki宮崎小学校

140425-tokiwahigashi常磐東小学校

140425-umezono梅園小学校

宮崎小学校、常磐東小学校、梅園小学校の皆さんありがとうございます。これからも一緒に苗を育て、天使の森を豊かな植生にかえていきましょう。よろしくお願いします!

どんぐりの発芽

昨年11月23日にみんなで作った育苗箱と苗ポットのどんぐり「コナラ」と「クヌギ」が次々に芽を出しました。
これから夏に向けてどんどん成長し、天使の森の苗として翌年には植える予定です。
楽しく育てていきたいと思います♪

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案内看板の設置

1月28日、天使の森の入口から頂上までの4か所に案内看板を設置しました。

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天使の森に到着すると、それまで薄曇りだった空も晴れ、風の少ない穏やかな天気に恵まれました。石の多い地質なので、看板を立てる穴を掘るのはさぞかし大変だろうと予想していたのですが、狙い定めた場所が良く、思いのほか作業がはかどりました。
看板は総ヒノキ造り、屋根は銅版で大した大きさではないのですが、随分立派に見えます。太陽の光を正面に浴びる頂上の看板を眺めながら「なんだかお伊勢さんに来たみたいだねぇ」と、ほのぼのとした会話が弾みました(笑)

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ところが、戻りの移動中に車が坂道で湿った地面にタイヤを取られてスリップして立ち往生。皆で車を押して救出するのが、この日一番たいへんな作業でした(苦笑)

梅園小学校にて育苗箱の種まき

2014年最初の森林再生プロジェクトの活動報告です! 1月15日に岡崎市立梅園小学校にて園芸部の生徒が育苗箱の種まきを行いました。お昼頃に雪がちらつくなどとても寒い日でしたが、皆元気いっぱい。

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「このどんぐりは1年でどれくらいの高さになるの?」「ぬかたの山はどこにあるの?」「どんぐり10個のうち、何個の芽がでるの?」「2年たったら卒業していないけれど、山に植えるときに参加してもいいですか?」など、たくさんの質問が出ました。放課後、下校するまでの短い時間でしたが、手際よく上手に作業が進みました。 春に芽が出るのが待ち遠しいですね!

常磐東小学校にて育苗箱の種まき

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12月2日。急に寒くなった天気も一休み。 穏やかな晴れの中、常磐東小学校の生徒が育苗箱に種まきをしました。全校生徒は50名ほど。その中から今回は緑化委員の生徒4名が参加。先生と一緒にどんぐりをきれいに並べてくれました。先生の話によると、数年前にどんぐりから苗を育てたが、発芽率がかなり低く、結局その時は実生の小さな木を採取して山に植樹したそうです。今回も少し心配と話されていました。 これから苗がある程度の大きさに育つまで、水遣りなどの作業をしていただきます。

育苗作業&アートプロジェクト報告会を終えて

11月23日快晴。みつわ広場(旧大雨川小学校)で、どんぐりの育苗箱と苗ポット作りの作業とアートプロジェクトの報告会が行われました。

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作業の前に教室で、グリーンフロント研究所の小串さんから、森の遷移について説明いただき、童謡「どんぐりころころ」の歌詞を引き合いにどんぐりの発芽条件などについて話されました。 
その後運動場で、グループに分かれ育苗箱と苗ポットを作りました。一口に「どんぐり」と言っても、いろいろな種類があって、その中から今回は「コナラ」「アベマキ」「クヌギ」を植えました。作業の説明を聞いている時は樹種の違いを理解できたのに、作業が始まると「あれっ、どっちがコナラ?」と言いながらも、小串さんの指導の下、楽しく作業を行うことができました。

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作業を終え、天使の森の頂上に上がると、空は秋晴れ。眼下に広がる景色は遠く遠州灘まで見渡せました。

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午後からは、武蔵野美術大学建築学科非常勤講師の田原さんに、授業の一環としてゼミの学生たちが「日本の森林を考える」をテーマとして取り組んだ額田地域の活性化の課題について、成果報告を行っていただきました。「天使の学校プロジェクト」と題して、旧大雨川小学校を都市部からの市民と額田地域の人たちとの交流拠点として活用していくことを軸に、間伐材を加工する工房やギャラリー、またカフェコーナーなどを盛り込んだ施設利用の案が紹介されました。

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作業とセミナーの一日を終え、参加者からは、「普段なかなか体験できないことが出来て、楽しかった」「森や緑の大切さに気付かされた」などの感想が聞かれました。

第二回植生調査

10月29日。雨含みの天気の中、兵庫県立人と自然の博物館より研究員の橋本佳延氏が昨年に続き調査に来られました。今回は、「天使の森」を将来どのような森にすることが適切なのかを検討するための調査。現在、「天使の森」周辺は鹿が頻繁に出没しており、背丈の低い木や草のほとんどは鹿が食べるのを嫌う種類の植物になっています。そのため近隣で鹿などの影響を受けていない理想に近い森を探して、そこに生えている植物を調べ、この地域で根付きやすい在来の植物を把握するのが調査の狙いです。

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グリーンフロント研究所の小串氏とスタッフの方と一緒に、まずは下調べしておいたいくつかの森を足早に下見。そうこうするうちに次第に雨が強くなったので、昼食と打合せを兼ねながら天気の様子をみることになりました。やがて小雨になり、候補地の中から比較的鹿に食べられていない森を1つ決め、始めることになり、森の中に10m×10mの枠を3つ作り、枠内の中の植物を観察しました。

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調査がはじまるとアベマキ、アラカシ、コナラ、ヤブニッケイ、ソヨゴ、コバノミツバツツジ・・・・と、植物の名前が次々に呼ばれ、終わってみると記録ノートには数十種類の植物が分類され書きとめられていました。 天気もなんとか持ちこたえ、無事に調査を終えることができました。

整備作業ー見晴台の続き

8月3日に天使の森にて整備作業を行い、前回に引き続き見晴台を作りました。

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主な作業は、杭を足して丸太と丸太を番線で固定すること。 番線を初めて触った参加者も、慣れないながらも楽しそうにグルグルと番線を絞めていました。

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空は快晴。夏の強い日差しの下、補給した水分は飲んだそばから汗となる中、時折手を休めたり、制作中の見晴台に腰掛けたり、山頂からの眺望を楽しみました ♪

天使の森にて整備作業

6月15日に天使の森にて整備作業を行いました。 立木の伐倒や枯れて折れ曲がった松を処分するため、水守森支援隊(みまもりしえんたい)の方々の協力を得て、森の健全な状態や伐倒する木を選木する上でどんな木が良い木なのかを教えていただきながら、間伐体験もしました。

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見晴台を作るために切った丸太は8m。今は木が水を吸い上げる季節なのでずっしりと重く、8人がかりで息を合わせてやっとの思いで運ぶことができました。また、丸太を固定するために杭を打とうとしても、足下が笹の根や石のため、少しずつしか進みませんでした。

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梅雨時になんとか雨は降らずに済んだものの、気温、湿度ともに高く、汗びっしょりになりましたが、一日の作業を終えた後は全員心地よい疲労と達成感の笑顔になりました!