日々の活動

Avisの田       2025年5月18日

中山間地、水源地のNPO拠点ではここでしかできない産業を確立して日本中の課題に答える実験場として三年前から行政とも連携して調査、研究を重ねて来ています。
この度、三年前から実証実験をして来た稲の多年草栽培をより多くの方にお米づくりに参加していただこうと二つ目の田圃に挑戦しています。
この田圃は水路の手前に250m2程の二つのビオトープを造り水温調整をしながら水性植物の栽培も試みます。

天使の森「山づくりボランティア」の下見 2025年5月6日

5月10日に予定している天使の森山づくりボランティアの下見に来ました。道の補修、ネットの補修箇所を事前に調べて資材や道具の落としがないか「備えあれば憂いなし」の大事な準備です。
この日は絶滅危惧種に類するキンランの開花寸前の蕾も観察できました。

 

 

 

JIA東海「災害対策」連続セミナー第 1 回  2025年2月15日

近年、阪神淡路震災・東北震災・熊本震災・能登震災等々と続く中、東海地方にも南海トラフ地震が危惧され当該地域のみならず全国の問題にどのように建築家として対処する事が望ましいのかの疑問を他人事ではなく自分事そして社会課題として捉えていこうと勉強会が始まりました。
 基調講演を建築家の内野輝明氏が「仮設住宅とローリングストック」と題し講演され、シンポジウムにて私達NPOで活動して来た中で川上・川中・川下の実情をお伝えしました。世界的な木材状況における日本の現状を知る上で全国各地域で森を携える中、森林生態系の劣化から始まり林業従事者の減少、路網整備の進んでいない事、製材工場の減少に始まり何よりもいざと言う時にストックが無い現状があり、平常時からの地域木材の利用が進むことにより諸問題が解決され非常時での対応に備えることの重要性を伝えました。
 セミナー終了後の懇親会においても単に仮設住宅の供給のみならず被災された地域の人達による建設のあり方や行政との関わり方、支援のあり方も含め建築業界の大きな役割が話し合われました。

楮の紐づくり 2.                          2025年2月2日

先週の1月25日.26日の会でできなかった紐づくりを今日行いました。先週、晒して干して置いた楮を取り込み手で縄ないをしました。地元の方に教わりながらも思い思いでの縄紐づくりは初めての経験やら何十年ぶりやらで、手の動きにも増して口の動きが盛んな楽しい時間が過ぎる中お昼には何とかそれぞれの一本の紐ができました。三つ編みやら左ヨリ、右ヨリ、二本どり、三本どりとさまざまでしたがそれぞれに紐になっています。その昔こんなことから紐づくりが始まっていったのでしょう。

企業によるドングリのポット植え   2025年2月1日

先週の小学生によるポット植えに引き続き1200鉢ほど企業の方16人によりポットへの植え付けを行いました。
土は昨年より少し改良し、バーク堆肥に砂を混ぜてつくりました。昨年の腐葉土とバーク堆肥だけでは土が沈んで保水力に問題が生じて枯れることがあり、砂を入れる事で沈みをおさえました。又、動物性の肥料を使わない事で苗の成長は遅くなりますが、植林後の鹿やうさぎによる食害は少なくなったと思われます。後は11月3日の植樹まで水やりをして大切に育てようと思います

「楮の糸・紐づくり」             2025年1月25・26日

2022年より始めた楮の栽培から糸・紐づくりも3回目になり、慣れて来た事で計画が立てやすかった事等あり、私たちの中でも又、参加者の方たちの中でも納得のいける今年度の会と踏んで完成品までできる予定でいましたが、1週間ほど前から少しずつ雲行きが怪しくなりこの度も完成品に至りませんでした。幾つかの誤算と確認不足があり生じてしまった事と思います。一つ目は晒しを行う渓流水の中継池に水を引く工事が間に合わず使えなかった事。二つ目は蒸釜の温度が上がって無く皮がスムーズに剥けなかった事三つ目は縄ない機が古いものでリストアの時間が無かったため使えなかった事、等等があり2日目の今日も終わらず作業残りが出てしまいました。1週間後に続きをします。

岡崎小学校によるドングリのポット植え 2025年1月24日

昨秋拾い集めたドングリを砂箱に播種して置いたものの中で根が出てきたものを選び岡崎小学校の園芸部4年生と5年生の40人程でポットへの植え替えをしました。放課後の部活40分で184鉢植える事ができました。後は11月3日の山への植樹まで水やりをしたり苗育てをしていただきます。

山頂への通行規制       2025年1月19日

数年前からSNS等で「天使の森」の所在が広く知れ渡り、ハイカーの方や活動賛同者の方が頻繁に訪れていただけるようになりました。今日も岐阜から女性の方2人が訪れていらっしゃいました。この活動を始めた12年前は道もなく誰一人と訪れる方は見かけませんでしたが、このところは毎日のように人を見かけます。
折角のハイカーの方が山頂にたどり着き海が見えホッとする場所に、このところオフロードバイクや四輪バギー車がやって来たり、山頂でロックバンドを楽しんだりバーベキューを楽しんだりと、歩き道の荒れが止みません。山頂では火気厳禁となっておりますので、寒いときは暖かい飲み物が欲しいとは思いますが、山火事になる恐れがありますので、温かい飲み物はポットに入れてお持ちください。バーベキューなどは言語道断で禁止させていただいております。どうぞ皆さんで、気持ちよくご利用いただきますよう、お願いいたします。
この度最後の山頂への登り口に通行止めの看板とチェーン規制をかけました。

Avisの池づくり          2025年1月5日 

今年最初のアースワークdayは一年越しの池づくりを完成させようと目標をかかげ15人で9時から取り掛かりました。石積みはできていたので外側に杉の矢板を水位レベルまで回し石垣との間に粘土質の土を入れて棒で叩き締める方法で作業をしましたみんな初めての経験でしたが丁寧な仕事で何とか夕方までに終えることができました。明日は幸い雨模様で土が雨で締まってくれるのを望みながら気持ちの良い疲労感の中帰路に着きました。

刈谷の団体の方の見学    2024年12月26日

就労継続B型 特定非営利活動法人青ねこくらぶの7名の方がAvisに見学にこられました。

私たちのNPOの創設の経緯から今日の活動、活動の社会的意義から未来に向けた合理的ミッションの話等Avis=中山間地に於ける拠点にて意見交換できました。
写真は青ねこくらぶの方から手織のマットをいただきました。研修棟の桧の床にアクセントになり床に座る楽しみが増しました。