日々の活動

小学校でも発芽しています!

4月も残すところ後1日。気温も安定し過ごしやすくなってきました。
さて、天使の森の近隣から昨年の秋に採取し、育苗箱と苗ポットに植えた在来種のどんぐり「アベマキ」「クヌギ」「コナラ」は、それぞれの小学校の生徒や先生の観察と水やりのおかげで寒い冬を越し、無事に芽を出し始めています。

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140425-tokiwahigashi常磐東小学校

140425-umezono梅園小学校

宮崎小学校、常磐東小学校、梅園小学校の皆さんありがとうございます。これからも一緒に苗を育て、天使の森を豊かな植生にかえていきましょう。よろしくお願いします!

どんぐりの発芽

昨年11月23日にみんなで作った育苗箱と苗ポットのどんぐり「コナラ」と「クヌギ」が次々に芽を出しました。
これから夏に向けてどんどん成長し、天使の森の苗として翌年には植える予定です。
楽しく育てていきたいと思います♪

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第三十一回目

4月7日はまず事務局より、天使の森プロジェクトの一環として3月10日に開催した建築座談会などの報告を行いました。この座談会は東海愛知新聞社主催で行われ、NPO法人アースワーカーエナジーは共催。「まちに息づく建築文化」を主題に7名の建築家に意見を伺いました。内容については、後日、東海愛知新聞に掲載されます。 そして報告の後、参加者に環境問題等、最近気になることや活動していることなどの話を伺いました。

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「中山間地域に住んでいると、季節に合わせた時間の刻みになってくる。今は次の冬に備えて薪を集めている。自宅周辺の雑木林ではナラ枯れが進行している。」 「間伐ボランティアをしていて、伐木をチップ化して岡崎市のごみ焼却炉の燃料として利用することを提案し、現在実証試験の準備をしている。持続的な社会基盤づくりに向けて、希望が見えてくる一方で、課題もいろいろ見えて来た。」 「山の仕事に従事して、森林の中で虫や他の生き物を見ていると、そうした自然によって自分が生かされていると感じる。他にも山から教えられることがいろいろある。」 「一口に間伐といっても、山や谷、地形や標高によって森林の性質は少しずつ違うので、理想的な施業を考えると一律にはいかないので大規模化との折り合いの付け方を考えさせられる。」 また、住宅とライフスタイルの関係、街路樹や公園の植栽の管理、食育と生活圏の自然環境のことなど、自然と市民の暮らしなどについて様々な意見が出されました。 5月は、連休明けの第二週目、12日(月)18:00~です。

木材利用ポイント寄付に関する報告

昨年より森林づくり・木づかい寄附の対象団体に私達アースワーカーエナジーはなっております。
今期の木材利用ポイントの寄付金1711円の使用目的に関する報告は以下の通りです。ご協力ありがとうございました。

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第三十回目

3月3日、天使の森プロジェクトからは、活動支援団体「天使の森クラブ(仮称)」の設立準備、天使の森の木製パズル制作について進捗が報告されました。
その後、参加者の横山さんに、ご自身が部会長をされている岡崎活性化本部の乙川リバーフロント部会から市に対して出された「乙川リバーフロント地区整備、基本方針策定のための提言書」の内容を一部紹介いただきました。部会が発足して、公園内の樹木を剪定し、殿橋から岡崎城に向けた景色が少し良くなった。乙川を中心に修景を進め、回遊性を高めて水辺に親しみやすい整備を考えている。今回の提言により、心地よい雰囲気を持ったまちづくりができれば、既にある歴史性などとあいまって、「世界で最も住みやすい都市」「生活の質」などの都市ランキングにみる指標にも適うまちになる。そうした市民生活の質の向上が、まちの魅力を高め、他の地域の人々も訪れたくなるまち(=観光産業都市)になることを期待している。

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参加者からは、「現在の岡崎公園周辺の景観を考えると、公園内の景観的魅力づくりに対し更に力を入れる余地があるのではないか。」「国内旅行をして魅力を感じる場所は歴史的な建物や庭などの本物が残っている所、近年になって開発された観光地には少ないと思う」「犬山城は本物(現存天守)なので気に入っている。江戸時代の雰囲気が感じられ、外国からの来客を案内することもある」「岡崎城を木造の本物のお城(復元天守)にすれば、魅力的になる」「親水域の魅力の一つはそこに生息する生物の多様性にある。ヨシなど湿地に生える植物の繁茂できるところを残せば、飛来する野鳥の種類や数量も多くなる」「上流域の砂防ダムの形状をなんとかすれば、淡水魚が遡上できるようになり、水中の生物も多様になるのではないか」「既に多数の高層ビルが建っているが、50年くらいの幅で考えれば、適切な規制によって、それ以降の景観を方向付けることはできるのではないか」などの意見が出ました。

次回、4月は7日の月曜日18:00~です。

第二十九回目

2月3日、天使の森プロジェクトの進捗状況として、梅園小学校でも育苗箱づくりを行ったこと、ESD会議の協力のこと、天使の森の整備で案内看板を設置したことなどを報告し、その後は思い思いに額田地域の活性のための課題や方策などの話をしました。

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「最近はNPOや行政や企業などいろいろな人が考えを持って額田に来るようになったが、相互の連携があまりないので、全体的になかなか進まない」「地元の産業、例えば製茶業では働き手が減っているが、製茶だけでは収入が十分得られないので、林業やほかの仕事と合せて、季節に応じていくつかの仕事をやり繰りするなどできると良い」「他の地域から工芸家が1人2人移り住んでくれると良い。新しい視点持って地域の魅力を起こせるのではないか」「有機農業では埼玉県にある霧里農場がとても参考になるのではないか」などの意見が出ました。
最後は参加者が作成してきた昭和中期の宮崎界隈の地図を見ながら、「この店は今・・・云々」など額田まちの変遷の話となりました。

次回、3月は3日の月曜日18:00~です。

案内看板の設置

1月28日、天使の森の入口から頂上までの4か所に案内看板を設置しました。

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天使の森に到着すると、それまで薄曇りだった空も晴れ、風の少ない穏やかな天気に恵まれました。石の多い地質なので、看板を立てる穴を掘るのはさぞかし大変だろうと予想していたのですが、狙い定めた場所が良く、思いのほか作業がはかどりました。
看板は総ヒノキ造り、屋根は銅版で大した大きさではないのですが、随分立派に見えます。太陽の光を正面に浴びる頂上の看板を眺めながら「なんだかお伊勢さんに来たみたいだねぇ」と、ほのぼのとした会話が弾みました(笑)

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ところが、戻りの移動中に車が坂道で湿った地面にタイヤを取られてスリップして立ち往生。皆で車を押して救出するのが、この日一番たいへんな作業でした(苦笑)

梅園小学校にて育苗箱の種まき

2014年最初の森林再生プロジェクトの活動報告です! 1月15日に岡崎市立梅園小学校にて園芸部の生徒が育苗箱の種まきを行いました。お昼頃に雪がちらつくなどとても寒い日でしたが、皆元気いっぱい。

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「このどんぐりは1年でどれくらいの高さになるの?」「ぬかたの山はどこにあるの?」「どんぐり10個のうち、何個の芽がでるの?」「2年たったら卒業していないけれど、山に植えるときに参加してもいいですか?」など、たくさんの質問が出ました。放課後、下校するまでの短い時間でしたが、手際よく上手に作業が進みました。 春に芽が出るのが待ち遠しいですね!

第二十八回目

1月14日は天使の森プロジェクトの報告からスタート! 現在、天使の森へ登る駐車場周辺から整備を始めている。また、桧の間伐材を利用した商品開発や地元の産業活性などの企画支援も始めており、小さなことかもしれないが確実に実現していきたいと、年始の抱負と合わせて進捗状況を話しました。

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報告の後、2014年最初のサロンということで、地元の食材を使った美味しい料理をいただきながら懇親会となりました。日頃話をしているまちの課題、山の課題に留まらず様々なテーマについて話し合いました。 次回、2月は3日の月曜日18:00~です。

第二十七回目

12月2日は、「天使の森」森林再生プロジェクトの進捗状況の報告から始まりました。 天使の森周辺の植生調査が終わり、天使の森の将来の植生計画が具体的に見えて来た。去る11月23日には今後植林するための苗ポット作りを市民参加で行った。現在それらのポットは宮崎小学校、常磐東小学校で管理していただいている。年明けには梅園小学校にも協力していただく予定。今後このまちづくりサロンを中心に、意見交換をしながら具体的にプロジェクトを進めていきたい。

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参加者からは、どれだけ多くの市民に賛同してもらえるかが大切。分かりやすく、誰でも理解できるような表現が必要。天使の森見学ツアーを開催して欲しい。構想の市民化が課題、などの意見が出されました。 また、中心市街地を流れる乙川の魅力を高めるには、なによりも川の水が良質である必要がある。水が綺麗であれば乙川周辺の修景など、活性化の方策がより効果的なものになると思う。自然石などを使用して親水域を整備できれば、市民も川辺で過ごす機会が自ずと増えるのではないか。そうした取り組みが住みやすさにつながる。既に日本は人口減少に転じ、どの自治体も市民にとっての魅力を意識的に高める必要がある。周辺市町村にはない岡崎の魅力として山や川は大きな要素となりえるのではないか、等の意見が相次ぎました。

 

次回は、2014年1月14日の火曜日18時からです。

年初のため変則的に第2火曜日となっていますのでお気を付けください。