日々の活動

第十回目

加藤さんの自宅の家づくりの話から始まりました。

三河の山を取得して、そこから木を切り出して地元で製材。予算に限りがあるので、材料の調達から施工まで自分で出来る所は自分でやり、大工さんと二人三脚で建てた。名古屋から山の中に移り住み、10年が経ち、人との交流の中で同じような家を建てたいという人が出てきたが、その大工さんを紹介しようにも既に他界していて術がない。

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参加者からは、プレカット化が進んだこの十数年のうちに、伝統的な技術を必要とする住宅建設は激減し、手刻みで柱や梁の加工をするような技術の継承が難しくなっている。森を守るには森の木を使う技術の継承が必要。それにはそれを求める施主がいなくては成り立たない。つまる所、木の良さを体感し、情緒を養い、教育が大切。今の子供が家を建てるまでに20年。
など等、様々な意見が交わされました。

8月は6日の月曜日になります。

第九回目

木村剛也さんの27曲がりの話から始まりました。

現在、27曲りスタンプラリーを企画中の木村さん。矢作橋をはじめ歴史ある場所、歴史資産を活用しないのはもったいない。そもそも、それを市民が大切に思い、楽しまなければまちの魅力は出てこない。
魅力あるまちづくりを後押しする資料基盤となるアーカイブを充実させていきたいと話されました。

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これまでに収集された地域の古い地図や写真などを紹介され、参加者より岡崎で長い年月の中で伝えられてきた建物や街並み、それに加え歴史上の人物を語り継ぐなど、目に見えない歴史資産も大切にしていきたいと、様々な意見が出されました。

7月は2日の月曜日になります。

7月7日上映会のお知らせ

額田のcafe くらがりにて、「シェーナウの想い」を上映します。

これから私達がどのようなエネルギーを選択したらよいか、どういうライフスタイルにシフトしていったらよいか等、ドイツの小さなまちシェーナウのドキュメンタリー映画を通じて、皆さんと考えてゆきたいと思います。

日時:7月7日土曜日 17時開会、17時30分〜18時30分上映。
   *上映終了後は懇親会を予定。

会場:岡崎市石原町字牧原日影3 cafe くらがり

会場費:1000円(スイーツ&ドリンク付き)

定員:20名

問合せ:0564-83-2232(11:00〜17:00)

Schonaner

第八回目

小野宗芳さんの話から始まりました。

まちづくりは詰まるところ人生観の問題という小野さん。
豊富な事例・話題を交えながらの話。幾世代の長い時間をかけて結果的に街は出来るもの。
一番大切なのは市民ひとりひとりの街に対する愛だと話されました。

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新しい建物を作ることよりも、岡崎にたくさんある歴史ある建物や庭などを活かし、住む人たちがそうしたものに気づき、楽しむようになれば、いい街になっていく。
参加者より、行政やあるいはまちづくりNPOの観点から、様々な意見や質問が相次ぎました。

6月は4日の月曜日になります。木村剛也さんの話から始まります。

第七回目

4月2日は、初めて参加の小野さんの話から始まりました。
同日、他所で古事記を題材にレクチャーをしてきたという話から、まちづくりの歴史を振り返ることに。
他の参加者から、日本の社会の節目は、明治維新、終戦、そして3.11との意見が出され、海の話、山の話、海外や日本の他の地方のことなど、多岐にわたる意見が交わされました。

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3.11以後「幸せとは何か」、家や街といった造形以前の何かを考えることの大切さを参加者が口々に話しました。

次回は、5月14日の第二月曜日になります。小野宗芳さんの話から始まります。

第六回目

3月5日は、当会代表の小原の話から始まりました。

次の世代が勇気と未来を持って育つ街をつくっていきたい。
そのために、生活の基盤を支えてくれる豊かな自然を残していかなければならない。

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これまでNPO活動を通して深めてきた考えを見える形にしていくための構想「天使の森」プロジェクトについて話しました。

参加者からは、岡崎は自然の恵みをはじめ潜在的に多くの可能性を持っている。岡崎が未来に向けて変っていければ日本も変われる…といった心強い意見が出ました。 

4月は2日の月曜日になります。

第五回目

2月6日は、岩月二朗さんの予定を急きょ変更し、岩月さんと一緒にまちづくりの企画をしている梅村篤志さんの額田での活動の話から始まりました。

額田地域の小学校8校のうち3校が廃校となるなど、生活基盤が脆弱になり過疎化が進むことに危機感をおぼえ「くらがり渓谷」を地域資源の中核とし、額田地域全体を活性化させて定住者の増加につなげていきたいと話されました。

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参加者からは、市街地にはなく額田にある魅力を認識して、地域全員がなんらかの形で参画できる仕組みを作り、10年後20年後を見据えて継続していくことが大切だという意見、ほかにも様々な意見・質問が出て熱の入った話合いとなりました。

3月は5日の月曜日になります。

第四回目

1月10日は、天野めぐみさんの「籠田公園での活動」の話から始まりました。

洋装店で働き、夫はサラリーマン。普通に平和な生活をしていた天野さんが、ある日近所にマンションが建ったことをきっかけに「まちは誰のものなんだろう」と思うようになり、そこから青空クリエイターズ・マーケット開催に至るまでの取り組み、思いを話されました。

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サロンには、まちづくりに取り組む多方面の方々が参加され、率直な意見が活発に交わされました。

初めて参加された60代の女性から「私達には行政が何かをしてくれるのを待っているだけの時間がない。元気なんだから私もどんどん市民交流の活動をしていきたい」という意見が出るなど、活気あふれる雰囲気のサロンとなりました。

2月は6日の月曜日、額田地区を拠点に様々なイベントを企画・開催している岩月二朗さんの話から始まります。

第三回目

12月5日は「メキシコシティでのまちづくり」と「岡崎市松本町のまちづくり」の第一段階として企画した縁日の内容を映像を見ながら、天野裕さんがお話されました。

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住民が自分のまちについて知り、未来像を描き、そのために一人ひとりが参加できる関係を作ることが大切。
老若男女を問わず、幅広く住民が参加した松本町の例は、いろいろな好条件があったとはいえ、それを活かせたことが成功の鍵だった。

サロンの参加者からは、自分のまちで自分ができることを見つけて何か始めたいという意見・感想も聞こえてきました。

次回は、2012年1月10日の火曜日です。
年始につき曜日が変則になっています。

天野めぐみさんの「公園は誰のもの?~岡崎初 市民が育てる芝生公園を目指して~」の話から始まります。

第二回目

11月7日は、アートとまちの関わりを手がかりに、アーティストの国島さんから話が始まりました。

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まちづくりを評価するには時間軸の視点が大切であり、計画段階で専門家の関与が望まれる。
それに加えて、市民一人ひとりが行動することも必要。
まちへの愛着を感じられる場所や記憶がまちの魅力を高めていく。
小さくてもいいから何か拠点となる場所を作ること。

専門家と市民、行政が協同することが良いまちづくりには不可欠という意見がでました。

12月は5日の月曜日、天野さんによるメキシコのまちづくりの話から始めます。